top of page
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:3 日前

photo. Kouki Saotome text. Keiichi Moritani


5月27日、MANGOSTEEN HOKUTOで「UA × SAICOBAB」が開催された。


デビュー30周年を迎えたUAと、海外のフェスから招聘を受けるなど国内外で活動を続けるSAICOBAB。


その二組が北杜の醸造所で共演したという事実だけでも、この場所の独自性が伝わってくる。


定員100名のチケットは完売。当日は県内外から多くの人が集まり、開演前から会場は賑わいを見せていた。万珍醸造のビールを片手に談笑する人がいて、万珍包の餃子を頬張る人がいる。久しぶりの再会を喜ぶ声も聞こえてくる。


印象的だったのは、子どもたちの姿である。MANGOSTEEN HOKUTOでのライブ開催時は子ども同伴もOKということもあり、家族連れの来場者も少なくない。ステージ前で音楽に耳を傾ける人がいる一方で、子どもたちは思い思いに駆け回っている。その様子を見守る大人たちの表情もどこか穏やかだった。


夕方になると、SAICOBABの演奏が始まる。


会場となった万珍醸造には醸造タンクが並び、普段はビールづくりが行われている。その空間に音楽が流れ、人が集まる。窓の外には夕暮れの北杜が広がり、ステージ上にはこの日のために設えられた装飾が揺れていた。


しばらくして、UAが姿を見せる。


「万珍だぜ、全員集合〜〜。」



そんな掛け声とともに、この日のライブは新たな景色を見せ始めた。


前方で演奏に耳を傾ける人がいて、後方では思い思いの場所から音に身を委ねる人もいる。目の前には田んぼがあり、その向こうには山並みが広がる。ライブハウスでもなければコンサートホールでもない。


長年にわたって続けられてきた活動や、その背景を知ると、この日のライブが突然生まれた企画ではないことがわかる。


人と人との関係が続き、その先に音楽があり、食があった。そうした積み重ねが、この夜をかたちづくっている。


ライブが終わっても、すぐに帰る人は多くなかった。言葉を交わしながらその場に残る人がいて、演奏の余韻を惜しむように時間を過ごす人もいる。


外へ出ると、あたりには蛙の鳴き声が響いていた。


最新号の取材に際に、MANGOSTEEN HOKUTO代表の齋藤大典さんは、「田んぼの真ん中にあるビルボードやブルーノートみたいな場所になったら面白い」と話していた。


その言葉を、帰り道にふと思い出した。




MANGOSTEEN HOKUTO

〒408-0205 山梨県北杜市明野町浅尾新田31-1

TEL:0551-45-6773

営業時間:11:00~20:00(定休日:月~木)



MANGOSTEEN HOKUTO NEXT EVENT

滞空時間 × SAICOBAB


2026年6月27日(土)、MANGOSTEEN HOKUTOとGASBON METABOLISMを会場に、「滞空時間 × SAICOBAB」を開催する。

会場となるのは、北杜市明野町に隣接する二つの施設である。来場者はそれぞれの空間を行き来しながら、異なる音楽表現に触れることができる。

GASBON METABOLISMには、川村亘平斎が率いる滞空時間、MANGOSTEEN HOKUTOにはSAICOBABが出演する。

インド古典音楽に由来する旋律とリズムを軸に、独自のサウンドを探求してきたバンドである。

北杜の風景のなかで、音楽と場所、人と時間が交差する一夜となるだろう。



滞空時間 × SAICOBAB


日時|2026年6月27日(土)

料金|5,000円

会場|

GASBON METABOLISM(滞空時間)

MANGOSTEEN HOKUTO(SAICOBAB)

山梨県北杜市明野町浅尾新田31-1

TEL|0551-45-6773



Wonderful just the way it is,

always cutting edge,

we are the “paper mic.”

(C) KAMIMIC Inc.
​kinarimagazine.com

特集「マイペース​」

KiNARI vol.30 ​

K30_H1.jpg
bottom of page