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Freddie Gibbs Special Interview

 


ビジネスのデタラメなことをやり過ごすだけ


2023年5月某日、原宿の一角にあるHUF HRAJUKUに多くの人が集った。8割近い外国人の中心に、グラミー賞受賞で飛躍を遂げたラッパー、フレディ・ギブスがいた。フレディのモチーフとなるラビットのネックレスを下げて、次から次へと止まることのないサイン&写真待ちの行列に対応していた。



初来日は、HUFとのコラボレーションによって実現した。アイテム発売に合わせたイベントに、当初予定になかったフレディが急遽来日することになった。本誌でもイベント前に時間をもらってインタビューした。予定ではHUF原宿の向かいにあるイベント会場で行うと思っていたが、急遽原宿の路上でショッピングをしながらはじまった。



ービジネスの広がりはどうですか?

ビジネスもうまくいってるよ。〈HUF〉とのコラボを見れば、ネクストレベルに行っていることがわかるだろう。ビジネスのゲームの世界で何ができるかを証明するようなものなんだ。何を言いたいかわかる?それを自分のキャリアにしたときが大好きなんだ。今は最高のポジションにいると思っているよ。


ー自分のレーベルを続けることの難しさ、楽しさは何ですか?

ラップゲームは簡単で良い仕事なんだ。得た才能を維持することができたし、難しいことは一切ない。神様が与えてくれたんだ。ビジネスのデタラメなことをやり過ごすだけだね。素晴らしいビジネスで人生だよ。無駄な怒りもないし、こうして娘が日本にいる。これ以上に幸せなことはないだろう。僕は直接的、あるいは間接的に人々に、こういうことを伝えようとしているんだ。




ーHUFとのコラボレーションで大切にしたことは何ですか?

SupremeやPalaceをたくさん着ていたし、そこからインスピレーションは得ていて、彼らはこのことを知らないだろうね。HUFでは自分のラビットを入れて、品質の良さにもこだわったよ。


ーラビットが誕生について

The Vice Lords(イリノイ州シカゴに拠点を置き、全米に1万人以上の構成員をもつストリートギャング)

Playboy(ヴァイス・ローズのシンボルとなっている).


ー日本で行ってみたい場所と食べたいもの

NIGOの家。それと、画像を今朝見たんだけど、ゴジラの口に向かうジップラインがあって、そこに行きたいね。

日本食は今日の食事もそうだけど、寿司が大好物。ラーメンも好きだね。ここ2-3日は娘と食べたよ。



この後に予定より15分遅れてイベントがはじまった。インタビューでは少しやるよと答えてくれたが、フレディのライヴとまではいかなかった。しかし、フレディ・ギブスの登場に原宿の夜が沸いた。次回はライヴにて来日してくれることを願うばかりだ。


 

*この他のフレディ・ギブスのインタビュー内容は9月26日発売の本誌にて掲載します。


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